ギボウシあれこれ
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ギボウシの花といえば今まで横を向いているかうつむいているものしか知らなかったのでそういうものだと思っていたけれど、今年初めて咲いたものにすっくと真上を向いているものがあった。
花穂が育ってくるとふつうは花穂全体が横を向くんだけどこれらは咲く直前まで真上を向いたままだった。
ギボウシ アン
Hosta ‘Ann’
7月7日撮影
ギボウシ ウィールウインド
Hosta 'Whirl Wind'
7月6日撮影
どちらも名前から海外で作出されたものと思うけれど草姿はかなりがっしりしていていかにも洋物という雰囲気。
葉っぱが出はじめの頃の5月はこんな感じでアンはそれほど変わらないけれど、ウィールウインドの紺覆輪はだんだん鮮明でなくなり秋には紺覆輪がなくなる。
でもこれは葉っぱが波打っていて表情があっておもしろいと思う。覆輪がなくなってもそれなりに存在感がある。
ギボウシ アン
Hosta ‘Ann’
5月17日撮影
ギボウシ ウィールウインド
Hosta 'Whirl Wind'
5月17日撮影
紺覆輪といえばジュリーモースもだんだん覆輪がなくなるがこちらの方がなくなるのは早い。
ギボウシ ジュリーモース
Hosta 'Julie Morss'
5月17日撮影
ギボウシはもともと日本原産でそれが海外で見直されさまざまな葉色の園芸種が作出されているが、日本のものは柔らかい印象がある。
たとえばサガエ。
サガエは花穂が成長する前からなんと横を向いている。(参照)
こんな風に花穂が成長してくるとさらに重みで傾くので必然的に花も咲いた時にうつむくようになる。
見比べてみると苞葉がアンなどは緑のままなのに対しサガエは白くなっている。
花茎の長さは株張りと比較した時にサガエの方が長い。そうかこのせいで茎の強度が変わらないとしても傾いてしまうということかな。
ギボウシ サガエ
Hosta fluctuans `Sagae`
6月28日撮影
ギボウシ サガエ
Hosta fluctuans `Sagae`
6月29日撮影
ギボウシ サガエ
Hosta fluctuans `Sagae`
5月17日撮影