ナツユキカズラ
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ナツユキカズラはタデ科の落葉つる性低木
原産地は中国西部
学名はPolygonum aubertii
2〜3ミリほどの小さい花が多数咲き、遠くから見ると雪が降り積もっているようなのでこの名がある。
夏にこの細かい白い花は清涼感があってよい。
子細に見てみると変わった花だ。
萼にフリルというかひれのようなものがついていて、ぱっと見は花びらのように見える。でも花びらは萼の内側にちゃんとある。萼についている緑の線がメリハリを与えている。
とはいうものの、小さい花なので近寄ってみないとこんなことは分からない。
もっと言えばつぼみなのか開花しているのか遠目にはほとんど判別がつかない。
ツル植物の例に漏れず成育は旺盛。
冬に主枝を残す程度のかなり強い剪定をするが春になるとあっという間に這わせているフェンス全体に繁る。
表面を覆うほどびっしりと花をつけて見ごたえがある。
つぼみの状態から楽しめるので、花期は長いといえる。