栗 笑う (追記あり)
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近所にある栗畑ではもうつやつやの栗が顔をのぞかせていた。
茨城は栗の生産量が日本一だけあってあちこちで栗畑を見かける。
茨城には生産量日本一を誇る農産物がたくさんある。
栗をはじめ、ミズナ、レンコン、白菜、夏ねぎ、干しいも、チンゲンサイ、紅小玉スイカ、アンデスメロン、クインシーメロン。
落花生は千葉に次いで2位だし、豚肉は3位。
多分これだけ立派な農業県だということはあまり知られていないんだろうなと思う。
住宅の敷地面積でも富山を抜いて1位になったと広報誌に書いてあったと記憶する。
こうしてあらためてみるととても豊かなところなんだと再発見する思い。
ぎりぎり首都圏に入っているのに知名度と人気がいまいちのおかげで、あまり都市化されずにすんでいるというのがあるんだろうと思う。
このあたりは都心から60km圏内ではあるけれど、神奈川サイドのそれと比べると都市化においても知名度においても雲泥の差があるもんね。
わたしもこちらに来るまでは東京のむこうというくらいの認識しかなかった。
首都圏という立地も生かしきれていないようにも思うし。
そういえば初めてこちらに来てタクシーに乗った時に茨城ネイティブの運ちゃんの言葉がまったく聞き取れなくて往生したのを覚えている。
うーむ、えらいとこに来てしもたなぁとその時は思った。
県では水戸のご老公の紋所にひっかけて「うまいもんどころ」というキャッチフレーズを作って広報に励んでいるようだけど、どれくらい浸透してるんだろう?
おいしいものは実際にあるのだからブランドとして通るようにしないと、税金をつぎ込んでやってる意味はないと思う。
茨城はお米もおいしいし、なかなかいいところだと思う・・・と県の宣伝をしてみる。
ー追記ー
茨城県の農業について県の広報をみつけた。せっかくなので正確なところを追記。
データは平成17年のもの。
農業就業人口は14万2千人で全国1位で全国シェア4.2%。
農家数は11万5千戸で全国シェア4.0%。(全国2位)
農業産出額は4162億円で北海道、鹿児島についで全国3位で4.7%を占める。
産出額日本一の農産物
卵、メロン、白菜、レンコン、干しいも、ミズナ、チンゲンサイ、ミツバ、栗、セリ、芝
2位のもの
レタス、梨、ピーマン、ゴボウ、落花生、らっきょう、切り枝
3位のもの
豚、サツマイモ、ネギ、スイートコーン、ニラ、カボチャ、春菊、パセリ、シソ
ということで首都圏への重要な食料供給基地となっているそうだ。