気がつけばもう11月が終わろうとしている。
植物は淡々と季節の移ろいを写し取っている。
毎年のことで見慣れていると思っていた変化でも毎年その佇まいは変化していてハッとするほどの美しさを見せてくれるものがあったり、「へぇ〜」と思わず見入ってしまうものがあったりで植物観察の楽しみはつきない。
いつの間にやら我が家に定着していたサネカズラ。年々繁茂して美しい実をたくさんつけるようになってきた。
独特の形状と冴え冴えとした赤い色でいつものことながらその美しさに見とれてしまう。
花は全く目立たない小さなものなのに実はしっかり存在感があってこの花からこの実がなるというのもちょっと不思議な感じすらする。
花期が長いようで赤い実は早いものは先月頃から見ることができたし、これから色付こうとしている未熟なものもある。最初の頃は実が一つしかならなかったのでその辺のところは全く分からなかったけれど、成長してきて分かってきた。