ツルハナナス(蔓花茄子)
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ツルハナナス(蔓花茄子)
ナス科のツル性常緑低木
原産地はブラジル
学名はSolanum jasminoides
咲き始めは薄い紫色で徐々に白に変化していく。
薄紫から白へとグラデーションがかかった房がこの時期とても涼しげで魅力的だと思う。
以前から気になっていた花だけど、調べてみると耐寒性がないように紹介されていたので地植えは無理かと思っていた。
ところが去年近所でこの花がフェンスに絡まって咲いているのを見かけた。果たしてこれがここで冬越しできるのだろうかと経過を観察してみることにした。
そして今年、先日通りがかったときに同じ場所にこの花があった。
そうかこの辺でも地植えで十分冬越しするのかと安心して連れてきた。
ところで冬越しに失敗していたり、この辺では無理と思っていたものが地植えで元気に育っているのを近所でたまに見かけることがある。それはどう考えても冬に鉢上げして春に地植えしているとは考えられないほど大株に育っていたりするので、多分地植えのまま冬越ししてると思うのだけど。
で、大丈夫なのかと思ってうちで植えてもやっぱり冬が越せなかったりということがあった。
育て方がへたというのがあるかもしれないがそれはこの際措く。
で何でかなと考えた結果、その場所は交通量の多い幹線道路沿いなので排ガスなどの影響で、普通よりも若干暖かくなるからじゃないかという結論に至った。排ガスは地面に淀むものだし、これによる保温効果はけっこうあると思う。多分こういうところでは霜も降り難いのではないかと思う。
幹線道路沿いは騒音と排ガスで住むには碌なことがないように思っていたけれど、意外な効用があるものだ。
ツルハナナスが咲いていたところはそういうようなところではないので冬越しはうちでも多分大丈夫だと思う。