香る花々
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まずは春の香りの代表ジンチョウゲ。濃厚な甘い香りが鼻孔をくすぐると思わず深呼吸してしまう。
そしてミモザアカシア。これは甘さ控えめなやさしい香り。花の姿ともあいまって思わず幸せ気分になる。
次にニオイトサミズキ。今年は随分大きくなって花数も増え豪華に咲いている。花数が多いせいかそばに行ってクンクンしなくてもほわんと甘くさわやかな柑橘っぽい香りがあたり一面に漂って気分が爽快になる。
そしてそして想定外の香りがヒサカキ。これは芳香というよりもほとんどガスの臭い。
最初の頃はヒサカキの花の香りだとは気付かずガス漏れでもしてるのかとプロパンガスのボンベ周辺を確認にいったくらい。ヒサカキの花は小さく目立たないので今ではこの臭いで咲いているとわかる。小さいけれど枝にびっしりと咲くので周辺では盛大に香っている。
香る庭を目指して香る花を色々植えているけれど、ヒサカキだけは想定外だった。
そもそもヒサカキは私が植えたものではなく野鳥からのプレゼントでいつの間にか成長していたもの。場所的にフェンス際でじゃまになるものでもなかったので放置していた。まさかヒサカキの花がこんな香りだとは思ってもいなかった。そもそも香りがあることも知らなかったし。とても芳香とは言えないけれどこの香りも我が家では春の香りとして定着した。