ゲンノショウコ
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ゲンノショウコ(現の証拠)
フウロソウ科の多年草
原産地は日本
学名はGeranium nepalense subsp. thunbergii
別名にミコシグサ(神輿草)、タチマチグサ(忽草)、ツルウメソウ(蔓梅草)、ネコグサ(猫草)がある
関西では赤花、関東では白花が多いと言われている。両方有る地方もあるようだが、こちらのほうではまだ赤花は見かけたことがない。
1.5センチ位の小さな花だけど、うす〜くピンク掛かってかわいい。
5枚の萼と花びら、そしてそれに引かれたピンクの線、紫色の葯、5つにわれた雌しべの柱頭、すべてがうまくコーディネイトしていると思う。
花びらが散っても、シベの色は美しく保たれている。
受粉し、タネが成長すると共にタネを飛ばす仕掛けもできてくる。
そしてこの形も悪くない。
十分成長すると、弾けて根元にあったタネを遠くまで飛ばす。
弾けたあとのこの形がちょうどお神輿みたいなのでミコシグサとも呼ばれる。
この形、お神輿が先か、ゲンノショウコが先かと言いたいほどそっくり。
それにしても自然てホントに良くできてる。
タネが飛んだあとの形が巧妙な仕掛けの帰結でありながら、造形的にも優れているというのがまたスゴイ。