電柱の件 東電に聞いてみた
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このニュースを見て、はて、ウチにある電柱はその一部かしらん?と気になった。
8月末に電柱の建て替え工事が中断となって、そのまま放置状態が続いている。東電からは何の連絡もない。
建て替えが必要な電柱であるということはひょっとしてと不安がよぎる。
これはもう聞くしかない。で、早速メールで問い合わせてみた。
メールで返事が来るかと思っていたら、電話がかかってきた。
これは素早かった。しかもかなり丁寧に答えてくれた。
結論はウチにある電柱を建て替えるのは今回報道のあった問題とは無関係のものということだった。
電圧が下がったりしてお客様に迷惑がかからないようにするための、改善工事の一環であるとのことだった。
そして現在設計のやり直しとか用地のこととか作業は進めていますとのことだった。
設計変更からだといろいろと調整することが多くて時間がかかるということなんでしょう。
電力はなんといっても重要なインフラで、電力会社には常に安定した品質の電気を供給する義務があるわけで、停電なんてあってはならないことですからね。
そういえば以前借りていた家で、この停電を経験した。
2月だったと思う。朝起きて、明かりのスイッチを入れても点かない。蛍光灯がきれたのかと、ファンヒーターのスイッチを入れてみたが、こちらもダメ。冷蔵庫を開けても真っ暗。
ブレーカーを見たけれど、落ちていない。
外を見ると雪。かなり積もっている。となりの家に聞いてみると、やはりダメとのことで停電と判明。
雪の重みで架線が切れたようだった。
暖房はファンヒーターを使っていた。
とにかく寒い。
当時住んでいた家は古く、あちこちすかすかですき間だらけだった。
真冬には冷蔵庫の中に手を入れて暖かいと感じる逆転現象が起き、食品を冷蔵庫に入れるのは保存のためではなく、収納のためとなっていた。そして暖房がないと部屋はすぐに極寒の地となった。
ワラにもすがる思いで物置にしまい込んであった古い石油ストーブを引っぱり出してきて点けた。捨てなくてよかったとしみじみ思った。一人暮らしの時に使っていた小さなストーブだったので力不足ではあったけれど、ないよりはずーっとましで、ストーブのそばで暖まるのを待った。
さて朝ご飯をと考えた時、うっ、水がでないと気付いた。水はポンプで井戸から汲み上げていたので停電は断水を意味した。
しかたなくポットにかろうじて残っていたわずかなお湯を沸かし、とにかく暖かいものをとインスタントラーメンを作って食べた。
そうこうするうちに電気が復旧し、しばしのサバイバル生活は終わった。
この時に何もかも電気というのはほんとに困ると実感した、電気を必要としない石油ストーブは必需品だと思った。
今オール電化の家が増えているけれど、停電になるとお湯も沸かせない・・・と思ったけれど、たいていカセットコンロくらいはあるから大丈夫か。
で、電柱の件、ポッキリ折れたりする心配はないということだし、今の状況に不具合とかもないので、新しい電柱が建つの静かに待つことにしよう。