ウメ トヤデニシキ(塒出錦)
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ウメ トヤデニシキ(塒出錦)
バラ科の落葉高木
原産地は中国
学名は Prunus mume 'toyadenishiki'
庭造りを始めた右も左も分からない園芸初心者の頃に町の園芸教室で生まれて初めての接ぎ木の実習をした。
その教材がウメで、接ぐウメは先生がいろいろな種類を準備して下さっていた。
その時に選んで接いだウメがこのトヤデニシキだった。
先生の懇切丁寧な指導のおかげでうまく活着した。
しかし植えたところがよくなかったせいかその後の生育が思わしくなく、まだまだ小さくて花も数えるほどしか咲かない。
トヤデニシキは花よりもその枝に特徴がある。
枝に斑が入るものを錦性というそうで、これもその名の通り新梢に斑が入り、その枝も黄色だったりオレンジだったりと蒔絵のように美しい。
接いだ時は短い茶色の枝だったのでどんなふうになるのかその特徴がよく分からなかったけれど、先生の「枝色が美しい」という説明に反応した。
花も淡いピンクでかわいらしい。
この選択は大正解だったなと思う。